★フルミストの特長
- フルミスト ® は、経鼻的に投与される弱毒生インフルエンザワクチンです。
以下のような特徴と利点があります。
- 痛くない投与方法:フルミストは鼻腔内に噴霧するため、注射が苦手な子どもにとっ て、ストレスが少ない予防接種方法です。
- 生理的な免疫応答:フルミストは自然感染に近い形で免疫系を刺激します。鼻粘膜での局所免疫を誘導し、インフルエンザウイルスの侵入を初期段階で防ぐことが期待されます。
- 有効性:国内で行われた第III相試験では、2歳以上19歳未満の健康な子どもを対象 にした無作為化プラセボ対照試験において、 フルミスト接種群はプラセボ群に比べてイン フルエンザの発症率が28.8%低減しました。
- 1回接種で免疫がつきます。
- 効果は注射ワクチンと同等であり、有効期間は注射ワクチンより長く、1年程度続くといわれています。
◎接種の方法
- 対象年齢:2歳以上19歳未満 成人の方は適応がありません
- 投与方法: 0.2mLを1回、 各鼻腔に0.1mLずつ噴霧
◎接種料金
- 1回:8000円 (税込み)
◎フルミストの副反応
- 鼻水、鼻つまりなど鼻炎の症状が約半数 (40~50%)にみられるようです。発熱、頭痛、咽頭痛が10%ぐらいにみられるようですが、数日で改善します。
- 時にアナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎(脳と脊髄に炎症が起こり、重症な場合は呼吸ができなくなる病気) ギラン・バレー症候群(末梢神経の病気で手足が麻痺する)、喘息発作が起こることが報告されています。
◎フルミストの接種のお勧めの方
- 受験生の方
- 2〜19歳のお子さまで、注射に恐怖感がある方、注射接種で暴れてしまうような方
- 注射をしているのに毎年インフルエンザに罹患してしまう方
◎接種できない方
- 重度の卵アレルギー(卵摂取でアナフィラキシーの既往のある方)
- 5歳未満では喘息の既往のある人や1年以内に喘息発作を起こしたことのある人
- 妊婦
- 抗がん剤治療や免疫を抑制する治療を受けている人やその看護者
- アスピリン治療を受けている人
- 心臓や肺の病気、喘息、 肝臓や腎臓の病気、 糖尿病、 貧血など慢性的な病気を持っている人
- 過去4週間以内に、 生ワクチンの接種をしている方
- ステロイドなどの免疫抑制剤を使用中の方
- 免疫不全者と接触を持つ方
- 他、医師が接種不適当と認めた方には接種できません。
※フルミストを希望される方は、受付もしくはお電話(090-1535-0022)でご予約をお願いいたします。